私は定年を迎え、長年の夢であった趣味の写真を撮りながらあちこち旅をして歩こうと思っていました。ところがある日、突然頭がふらふらして気が付いたら駅のベンチで倒れていたのです。少しお酒を飲んでいたので悪酔いをしていたのかと高を括っていたのですが、たまたま友人に医者がいたので、その話をすると、とにかく検査するように勧められ大学病院に行きました。
検査の結果は思いもよらぬ脳に腫瘍があり、場所的に手術が難しいとの事でした。
自覚症状はまったくなかったのでショックでした。医者が言うには放射線療法をしますが、場合によっては1ヶ月位で意識障害や、言語障害が出ることもあるので、今のうちに親しい人と話しておいた方が良いというようなことを言うのです。まるで死の宣告を受けた気持ちで、そんなに悪いのかと聞いたところ余命半年が限度とのことでした。それで友人、兄弟など皆に電話をかけまくったところ、誰一人信じてくれず悪い冗談だと思っていたようです。ところが妹の主人がキトサンを飲んで効果を出していたいたことから、騙されたと思って飲んでみろと、β型イカキトサンを渡されました。
スプーン2杯、4時間毎に飲むようにいわれ、何となく面倒だとは思ったのですが、言われたとおりに飲んでみました。放射線治療が始まって、先生には黙って飲み続けました。すると先生が不思議そうな顔をして聞くのです。
「何か身体を鍛えてるんですか?」 なぜかと言うと放射線治療をしているのに私が元気すぎるというのです。私はゴルフが好きでその事を言うと、それにしても元気だな、と首を傾げていました。
最初のワンクールの治療が終って、次の検査をした時に余命半年というのは言いすぎだったかもしれないね、とのことでした。
そして2ヶ月が過ぎた時、忘れもしません。昨年の11月3日、検査の結果がでました。腫瘍が消えているというのです。先生は長年放射線治療をしているがこんな例は始めてです。私の腕が上がったのかな、と冗談半分に言っていましたが、先生自身が信じられなかったようです。
それにしても、話に聞いていた放射線の副作用が全く無く、同じ病院の患者仲間もうらやましがっていました。ただ、私は勇気が無く、キトサンを飲んでいることを先生にも、患者仲間にも内緒にしていましたが、これからは多くの人に私の体験を話してあげようと思っています。
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